追加証拠金とは?どのような仕組みで解消しないとどうなる?

FXの基礎知識 2019/7/4 293view
追加証拠金とは?どのような仕組みで解消しないとどうなる?

追加証拠金とは、FXで必要証拠金が一定の水準を下回ると、証拠金を追加で支払うこと。通称を追証(おいしょう)と言い、各営業日最終純資産額 から各営業日最終建玉必要証拠金額を差し引きマイナスになると追加証拠金が必要になる。追加証拠金が発生する前にはマージンコールの発動後、追加証拠金を支払わないとロスカット(強制決済)されてしまう。

追加証拠金(ついかしょうこきん)は、通称を「追証」と言い、FXのように証拠金取引や信用取引を行う上で必要な仕組みです。本記事では、追加証拠金の役割や追証(おいしょう)の仕方について説明します。

追加証拠金の役割(追証/おいしょう)について

追加証拠金(ついかしょうこきん)は、通称「追証」と言います。省略した場合の読み方は「ついしょう」とは言わず「おいしょう」と読むので間違えないようにしましょう。

FX取引では、証拠金の「最大25倍」もの資金が動かせるのですが、総資産額が建玉(=取引約定後に残っている未決済分を指す、読み方は:たてぎょく)必要証拠金を下回ると、追証(おいしょう)にて「自己の証拠金を追加支払い」する必要があります。

追証の金額は、FX業者での各営業日「最終純資産額」から「最終建玉必要証拠金額」を差し引くことで求められます。

追証の計算方法

追証の金額=各営業日最終純資産額-各営業日最終建玉必要証拠金額

上の計算の答えが「マイナス」になった場合には「追加証拠金」が発生し、原則営業日内に(追証の金額を)支払い、追加証拠金を解消する必要があります。

このほか、FX取引でポジションを持つ際、レバレッジに必要な「証拠金が不足」しているのなら追証(追加証拠金)を行う必要があります。

追証、ロスカット、マージンコールの違い

追加証拠金をくらったトレーダー

FXでは、ロスカットやマージンコールといった「証拠金の損失を防ぐ仕組み」がありますが、追証(おいしょう)も呼び方が異なるだけで、ほぼ同じ意味として使われています。ただ、それぞれの役割や目的には「微妙な違い」があります。

例えば、ロスカットは証拠金の割合が20~30%(中には50%に設定するFX業者もある)を下回ると、損失を避けるために強制執行が行われる仕組みです。これに対し、マージンコールは証拠金が50%~70%(中には100%の場合も)を下回ると「危険信号」としてマージンコールが発動されます。

マージンコールがイエローカードだとしたら、ロスカットは、強制退場させられる「レッドカード」として例えられます。ここで「マージンコール、ロスカット、追証」それぞれの違いをまとめておきます。

マージンコール/ロスカット/追証の違い

マージンコール ロスカットの一歩手前で、損失のリスクを知らせてくれる。割合は証拠金の50~70%が一般的(FX業者によって条件は異なる)。
ロスカット 証拠金維持率が一定の割合(20%~30%)を下回ると強制決済される仕組みのこと。ロスカットが行われると、不利なレートで強制決済されるので、取引上「不利」になる。
追証(おいしょう) マージンコールが発動すると、追加で証拠金を入金する必要がある。追証が解消出来ない場合は、強制決済が行われる。

マージンコールが一度発動すると、追加で証拠金を支払う必要(⇒追証)があります。また、為替の変動で証拠金以上の率に戻ったとしても、追加証拠金を支払わなければ「強制決済」されるので注意してください。

チェックポイント

追証を必要としない業者がある

FX業者の中には、追証を必要としないところがあります。この場合は、強制決済を避けるため「ロスカット率を下回る前」に、証拠金を追加入金しておく必要があります。FX取引を始める前に、どのような条件でロスカットが行われるのか(契約条件、コース内容など)必ず確認しておきましょう。

追加証拠金の発生や強制決済を防ぐコツ

前項にて「ロスカット=レッドカード」のような働きをすると説明しましたが、強制決済された場合には「予想外の損失」を抱えることになります。

こうした事態(=損益)を避けるためには、為替レートの変動幅や最高値(または最安値)を過去のデータから割り出し、マージンコールが発動されないよう、証拠金を一定の割合でキープしておくことです。証拠金さえキープされれば、たとえ含み損が増えたとしても、マージンコールや追証は発生しないばかりか「不利なレート」で決済されないため、抱える損失は少なく済みます。

みなさんも損失が出た時には「証拠金維持率」に注意し、マージンコールが出ないようにしてください。決済しない状態で耐え、利益が発生した状態で決済をすれば、コツコツ利益を増やすことができます。

まとめ|追加証拠金に注意し、コツコツ利益を出そう

最後に、追加証拠金(追証)の役割について、まとめておきます。

追加証拠金の仕組み
☑ 総資産額が必要証拠金を下回ると、追加で証拠金が必要になる
☑ マージンコール発動後は、必ず追証(=追加証拠金)が必要になる
☑ 追加証拠金を解消しなければ、強制決済(=ロスカット)されてしまう
☑ 証拠金の維持率に注意し、マージンコールされないようにする
☑ 証拠金にゆとりがあれば、追証無しで利益が出せる

このように、FXトレードで利益を出すには、マージンコールを避けることです。

また損失が出ても「利益が出るレート」になるまで耐えて、良いタイミングで決済をするのが「FXで勝ち越す」最もカンタンな方法です。FX初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。


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