くりっく365はFX初心者におすすめ!メリットとデメリットを徹底解説

FX初心者指南 2019/12/4 1view
くりっく365はFX初心者におすすめ!メリットとデメリットを徹底解説

くりっく365のメリットは東京金融取引所を通じ安全な取引ができること。くりっく365では、預入をした証拠金が安全に保全されるなどのメリットもあり、スリッページもなく、安定したスプレッドで利益が上げやすく、透明性の高いFX取引ができる点で評価が高い。ただし、くりっく365にもデメリットがあり、取引ツールの開発が遅れていること、取引手数料が高いなどの問題がある。

くりっく365とは、東京金融取引所が上場した「取引所為替証拠金取引」の愛称であり、国内初の公的な取引所FXとして(2005年7月より)サービスが開始されました。

また、2015年11月にはスプレッドを重視する法人・投資家向け取引所為替証拠金取引「くりっく365ラージ」も登場しています。

本記事では「くりっく365」の仕組みや、同サービスが初心者におすすめできる理由を解説するほか、くりっく365のメリット・デメリットについて紹介します。

くりっく365がオススメできる人の特徴

くりっく365は、財務体質の良い業者で取引ができ、証拠金が安全に保全されるなどの利点があります。

  • 財務体質の良い業者でFX取引がしたい方
  • 証拠金が原則、全額保全される取引を望む方
  • 不自然な約定拒否、スリッページの無い取引がしたい方
  • スワップポイントで利益を狙う方
  • 高いレバレッジで、ハイリターンを狙う方

くりっく365が「オススメできる人」の特徴を順に見て行きましょう。

財務体質の良い業者でFX取引がしたい方

財務体質の良い業者でFX取引がしたい方に「くりっく365」は大変おすすめです。

くりっく365は、東京金融取引所の「資格要件」を満たした業者のみ参加(=くりっく365が扱える)が認められており、店頭FXに比べて安全性の高い取引が行われています。

証拠金が原則、全額保全される取引を望む方

くりっく365は投資者保護基金の対象であり、万が一取引業者が破綻した場合にも公的保護が適用。預入をした証拠金も預託+保全されるので安心です。証拠金が原則「全額保全」される取引をお探しの方は、くりっく365を利用してください。

不自然な約定拒否、スリッページの無い取引がしたい方

店頭FXでは、度々不自然な約定拒否、スリッページ、ロスカット狩りなどの疑惑やシステム上の問題が持ち上がっています。

しかし、くりっく365は透明性の高い取引が行われるため、不自然な約定拒否、不利な値での約定、スリッページの心配もありません。

また、万が一インターバンクの取引に問題が見つかった場合には、トレードを監視する機械が自動で異常を検知する仕組みもあり、監視を行うスタッフのチェック体制と合わせて「安全に取引できる仕組み」が敷かれています。

FX会社選びで迷いたくない方

くりっく365では、どのFX会社を通じてもスワップ金利は同額です。なぜなら、東京金融取引所が市場を運営しており、どのFX会社から「くりっく365」を利用しても受け取るスワップ金利は同じです。

またくりっく365では「一本値」が採用されています。一本値(いっぽんね)とは、受け取るスワップ金利と支払うスワップ金利が同額になる仕組みのことです。

チェックポイント

一本値(いっぽんね)とは?

一般的にスワップ金利では、受取と支払いの値が異なり、両建てをするとマイナス(支払い)となります。通常のFX取引では、スワップ金利の上前が「FX会社の利益」となりますが、受取と支払いの値が同額になればプラスマイナス0の「一本値」となり、業者の利益は発生しません。

このようにくりっく365では、東京金融取引所とFX会社が「スワップポイントで利益を得ない」投資家に有利なサービスを実施しているのです。

高いレバレッジで、ハイリターンを狙う方

くりっく365は、最大25倍の高いレバレッジが掛けられる上に、今後「市場のレバレッジが10倍に規制されても」くりっく365のみ、25倍のレバレッジを維持するとの案が出ています。

このため高いレバレッジで、ハイリターンを狙う方にも、くりっく365はオススメです。

くりっく365は、FX初心者にオススメの方法

ここまでのポイントを総合し、くりっく365は「FX初心者」におすすめの取引方法と言えます。いつでも公正に取引ができ、スリッページも無く、スワップポイントの利益も狙いやすいなど、初心者でも「稼げる仕組み」が備わっているからです。

ただし、レバレッジのかけ過ぎには注意してください。10倍〜20倍以上の高いレバレッジを掛けると、利益が出た時にはリターンが大きくなるものの、損失が出た時にも通常の10倍〜20倍もの大きな損失を抱える結果となります。

くりっく365の特質を活かすには、レバレッジを掛けすぎず(適正値は2〜3倍まで)スワップポイントなどでコツコツ利益を狙うようにしてください。

くりっく365の仕組みと基礎知識

くりっく365は、正式名を「取引所為替証拠金取引」と言います。くりっく365の特徴は、投資家が最も有利な価格(スプレッドが狭い状況)で取引ができる点にあります。

くりっく365は、資産が保全されるので安全!

くりっく365では法令(金融商品取引法)によって、投資家から預かった証拠金を金融取引所に預託・分別管理されています。

東京金融取引所|証拠金の流れ画像出典元:東京金融取引所

このため、万が一取引業者が倒産した場合でも、くりっく365に預託された資金は、原則「全額返金」されます。

取引所為替証拠金取引(くりっく365)は、1998年4月の規制緩和によって増えた「悪質なFX業者」から、投資家の証拠金が騙し取られない(=不利なスリッページが起こらない)よう公正に取引が行われます。

また、くりっく365によって法的規制を強化。投資家が安心して為替証拠金取引ができる仕組みが作られました。

くりっく365と店頭FXの違い

店頭FXでは、顧客の注文を市場に出すことはありません。店頭FXでは他の顧客の注文とぶつけ合うDD(ディーリングデスク)方式で取引を行い、顧客の損失が業者の利益になる仕組みを取ります。

チェックポイント

DD(ディーリングデスク)方式とは?

DDとはDealing Deskの略称で、投資家とブローカーが1対1で取引を行う方式のこと(=相対取引)。

これに対し「くりっく365」は、取引所取引と呼ばれる取引形態となり、FX業者を通じて市場にオーダーを出します。

厳密に言えば、くりっく365はインターバンク市場に直接注文を出すNDD形式ではありません。ただ、くりっく365では限りなくNDD形式に近い環境(マーケットメイク方式)を取っています。

チェックポイント

NDD(ノーディーリングデスク)方式とは?

NDDとはNo Dealing Deskの略称で、ディーラーデスクを置かずに投資家とカバー先が直接取引を行う「市場直結型」の取引を意味します。

チェックポイント

マーケットメイク方式とは?

取引所が指定するマーケットメイカー(銀行など)が、売り気配と買い気配を提示し、相対取引を基本として売買を成立させる仕組みのこと。くりっく365のような証拠金取引だけで無く、東京金融取引所の上場投資信託(ETF)にも採用されている。

また、くりっく365では、スプレッドや建玉・決済する際に発生する「決済手数料」を主な収益源としています。ここで、店頭FXとくりっく365の違いを表にまとめてみました。

店頭FXとくりっく365の明確な違い

区分 取引の仕組み 何を利益とするか?
店頭FX DD(ディーリングデスク)形式 顧客の損失が業者の利益になる
くりっく365 取引所取引(マーケットメイク方式) スプレッドや建玉・決済する際に発生する決済手数料

くりっく365は顧客に有利な取引が行え、スプレッドが意図的に拡大されるようなことや、不自然なスリッページなども起こらず、投資家にとって安全かつ有利な状況で取引が行えます。

また万が一、投資家にとって有利なスリッページが発生した場合、設定幅に関係無く、マーケットメイカー(MM)の提示する有利な価格で取引が成立されるので安心です。

くりっく365でFX取引をするメリットは4つ!

くりっく365のメリットは、大きく分けて4つあります。

  1. 公的取引所を通すので安心、安全にトレードできる
  2. マーケットメイカーが流動性の高い取引を提供
  3. 申告分離課税対象なので、他の取引と損益通算できる
  4. 大手店頭業者には無い、全24通貨ペアの取引が可能に

それぞれの内容を、順に見て行きましょう。

公的取引所を通すので安心、安全にトレードできる

くりっく365の取引相手は東京金融取引所であり、「公的な取引所」を通じ安心かつ安全にトレードが行えます。

また、くりっく365に参加している業者が破綻した場合も(東京金融取引所が認めた場合)他の取扱会社に建玉が移管できるなど、より低い信用リスクで取引が行えます。

そして「くりっく365」では、不利な約定拒否(リジェクト)が発生しません。マーケットメイカー(MM)が提示する数量の範囲であれば、即座に約定ができ、公平な状況でトレードが行えます。

※ ただし、発注枚数がマーケットメイカーの提示する数量をオーバーした場合には、約定できない場合もあります。

マーケットメイカーが流動性の高い取引を提供

くりっく365では、複数の金融機関の価格が提示されているため、売買ができない、価格が出ずに取引できないなどの「流動性のリスク」も無く、安定した状況で取引が行われています。

実際に、国内外の主要なマーケットメイカー(MM)は、発注上限枚数を1取引あたり「500枚」としており、大口の取引にも対応。豊富な流動性を供給してくれるので、数量を確認しながら安全・安心してトレードが行えます。

申告分離課税対象なので、他の取引と損益通算できる

くりっく365では、複数の金融機関の価格が提示されているため、売買ができない、価格が出ずに取引できないなどの「流動性のリスク」も無く、安定自他状況で取引が行われています。

他の金融取引との損益通算ができる

くりっく365で得た利益は、申告分離課税の対象となります。このため、くりっく365は同じく「申告分離課税対象」である株価指数先物取引、商品先物取引など、他の「金融取引」とも損益通算が行えます。

FXの税申告・確定申告については、以下の記事を参考にしてください。

チェックポイント

申告分離課税対象とは?

申告分離課税対象(しんこくぶんりかぜいたいしょう)とは、他の所得とは分離して税金を計算、確定申告で納税する課税方式を指します。申告分離課税の対象となるのは、株式など「譲渡によって所得が生じた」場合に適用されます。

大手店頭業者には無い、全24通貨ペアの取引が可能に

くりっく365には、大手店頭FX業者では扱いの無い、ノルウェークローネ、スウェーデンクローナ、ポーランドズロチなどのマイナーな通貨をはじめ、人気の香港ドルや南アフリカランドなど「全24通貨ペア」に対応。

店頭FXに比べて魅力的なスプレッドを提示し、投資家に有利な取引を提供しています。

くりっく365のデメリット

くりっく365は「信頼性が高く、投資家の利益を考えた」取引として認識されていますが、くりっく365にもいくつかのデメリットがあります。

  1. くりっく365のシステムは完璧ではない
  2. くりっく365の取引コストは高い
  3. くりっく365では、GTC注文ができない

それぞれのデメリットを、順に見て行きましょう。

くりっく365のシステムは完璧ではない

ここまでの解説で、一見「完璧に見える」くりっく365ですが、システムは未だ完璧な状態にはありません。例えば、くりっく365の取引ツールは貧弱な物が多く、MT4などのツールに比べて開発が遅れています。

また、くりっく365は数年前まで「税の優遇」措置が取られていたのですが、今では店頭FXもくりっく365の税率と同じ「申告分離課税」になっており、税金での大きな違い(税の優遇)は無くなりました。

このほか、くりっく365は金融庁など役人の天下り先となっており、自分達に有利な規制を敷こうとしているなど、未だ「目に見えない問題」を抱えています。実際、くりっく365のシステムは「公平とは言いがたい」仕組みが検討されています。

例えば(本記事前半でも説明しましたが)店頭FXについては最大10倍のレバレッジ規制案を出したにも関わらず、くりっく365のみ「25倍」のレバレッジを認めようとする等。
※ 店頭FX業者などからの反発により、現在は一旦保留のような状態になっています。

店頭FXと差をつけ、自分達のサービスに有利な状態を作る姿勢は、公正さに欠けるなど「くりっく365の目的」とのズレが指摘されています。

くりっく365は取引コストが高い

くりっく365は「一本値」でスプレッド幅も狭く「コストが掛からない」取引と思われがちですが、安全に取引ができる分取引手数料は高めに設定されています。

通常の店頭FXでは「取引手数料無料」とする業者が大半を占めます。しかし、くりっく365の手数料は200円〜1,000円(+税)と、高い手数料が徴収されているのです。

また、FXの実質的手数料「スプレッド」についても、一般的FX業者より広いスプレッドで取引が行われるため、取引全体のコストは全体として高くなっています。

くりっく365を利用する際には、必ず「全体の取引コスト」を計算しましょう。

くりっく365は、GTC注文ができない

GTCとは”Good Till Cancel”の略で、取引が成立するか、本人がキャンセルするまで有効な注文状況のことです。

通常GTCは指値注文、また逆指値注文のときに使われるのですが、くりっく365ではGTC注文に対応しておらず(GTC取引を行う)インヴァスト証券ほか、一部の業者以外では使用できません。

くりっく365を扱う業者一覧

くりっく365を扱う業者・証券会社を一覧にまとめてみました。

このほか、くりっく365のマーケットメイカー(=取引所で形成される市場価格とETFの理論価格との差益を狙う、裁定取引業者のこと)には、以下の金融業者・証券会社があります。

くりっく365に関わるMM・マーケットメイカー(主要な金融機関)

  • ゴールドマンサックス証券株式会社
  • ドイツ証券株式会社
  • コメルツバンク・アクツィエンゲゼルシャフト
  • 野村證券株式会社
  • バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ銀行)
  • 株式会社三菱UFJ銀行

なお、くりっく365の仕組み、特徴は「東京金融取引所」の公式サイトでも紹介されています。

まとめ|くりっく365なら初心者でも透明性の高い安全なFX取引ができる!

最後に、「くりっく365」が初心者におすすめできる理由について、本記事の内容をまとめておきます。

くりっく365が、初心者におすすめできる理由

  • くりっく365では、投資家に有利な取引環境が提供されている
  • 公的取引所を通すので安全にトレードできる
  • 流動性の高い取引が行われている
  • レバレッジは最高25倍、今後もレバレッジ規制が回避できそう
  • スワップ利益を狙うのに適している
  • 他の「先物取引」と損益通算ができる!

このように「くりっく365」は、FX初心者でも安全・安心してトレードできるオススメの方法です。

くりっく365に興味のある方は「取り扱い先」をチェックし、手数料等を比較した上で、自分に合った証券会社・FX会社を選択しましょう。


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