FXのトレードには主にどんなリスクがありますか?

FX初心者からのよくある質問 2019/7/4 168view
FXのトレードには主にどんなリスクがありますか?

FXのリスクには、レバレッジや為替、金利の変動、ロスカット、流動性(通貨量)スリッページ、相対取引、信用リスク、ファンダメンタルズ、電子取引のリスクなどがある。FXトレードを安全に進めるためには、リスクを回避する方法を知り、リスクを抑える方法を実践することが重要。ルールに沿ってトレードをすればFXは安全な投資法である。

周囲にFXを始めた話をすると「危険だから止めた方がいい!」と、本気で心配をする人がいます。

投資のプロも実践している通り、FXは「安全な投資の方法」です。もちろん、生活資金を投じたり、レバレッジをかけ過ぎると危険かもしれませんが…「FX=危険」というイメージは、なぜ定着したのでしょうか?

その答えを探るため、本記事では「FXにはどのようなリスクがあるのか」調査することにしました。

FXのトレードで起こりうる「10のリスク」

まず、FXで起こりうるリスクについてピックアップしてみました。FXには『10のリスク』が存在します。

FXのトレードで起こりうる「10のリスク」

  1. レバレッジのかけ過ぎによるリスク
  2. 為替の変動によるリスク
  3. 金利の変動によるリスク
  4. ロスカットによるリスク
  5. 流動性によるリスク(通貨量により生じるリスク)
  6. スリッページ(注文と約定の差)によるリスク
  7. 相対取引(市場価格との差)によるリスク
  8. 信用リスク(FX会社と金融機関の関係性によるリスク)
  9. ファンダメンタルズ(地政学/カントリーリスク)によるリスク
  10. 電子取引のリスク(サーバーダウン、サイバー犯罪など)

1~10のリスク(内容)について、順に見てみましょう。

レバレッジのかけ過ぎによるリスク

FXでは『最大25倍のレバレッジ』を掛けることができます。

レバレッジを掛ければ、利益も「倍率に応じて」大きくなります。一方、損失が出たときには「レバレッジの分だけ」損失額が大きくなるので注意が必要です。レバレッジのかけ過ぎは、受け取るリスクが大きくなるのを忘れないようにしましょう。

為替の変動によるリスク

市場の動向からも分かる通り「為替レート」は、常に変化し続けています。

私たちの予測が当たれば、一定の「利益」が得られます。その一方、為替が予測に反した動きをした時には「損失」が出てしまいます。

このため為替が大きく変動した時には、預けている証拠金以上に損失を出す恐れ(=リスク)があります。為替の動向には、常に注意を払いましょう。

金利の変動によるリスク

2の為替レート同様、金利も常に変化し続けています。FXでは、金利差による「スワップポイント」で利益を狙いますが、予測に反しスワップポイントが少ない場合や金利差の逆転が起こった場合には「予想外のスワップポイント」を支払う必要があります。

予想外の金利変動が起こると、損失のリスク(=スワップポイントの支払い)も同時に発生するので注意してください。

ロスカットによるリスク

FXには、証拠金以上の損失が出ないよう、証拠金維持率に応じてロスカットが行われます。強制決済されることで、証拠金以上の損失を食い止めようとするのが、ロスカットの仕組みです。

ただし、ロスカットも完璧な仕組みではありません。例えば「為替レート」が急激に変動した場合、ロスカットが追い付かず「想定外の大きな損失」を出す危険性(=リスク)があるからです。

ロスカットを出さないためには、証拠金が不足しないよう「証拠金維持率」に注意を払うほか、いつでも(金額に)余裕を持って預け入れを行ってください。

流動性によるリスク(通貨量により生じるリスク)

通貨の流通量が多くなり、売買がしやすい状態になることを「流動性が高い」と言います。

一方、通貨の取引量が少ない通貨は「売ろうとしても売れない」状態に陥るため、流動性により、想定以上の損失が出る危険性(=リスク)があります。

「ドル/円」以外のマイナーな通貨を売買するのも良いですが、必ず「流動性のリスク」を知った上で取引を行ってください。

スリッページ(注文と約定の差)によるリスク

為替の注文と約定(やくじょう)に差が起こることを「スリッページ」と言います。

FXの画面上と実際の取引価格差が大きくなりすぎると、不利な為替価格で取引が成立するなど、スリッページによるリスクが発生します。

売買を行う際には、注文と約定の差をチェックしてから取引を行ってください。

相対取引(市場価格との差)によるリスク

FX会社や証券会社の提示する為替レートと、一般的な市場の為替レートが乖離した場合「正確な為替レート」で取引することが出来ず、相対取引によって損失を被る恐れ(=リスク)があります。

信用リスク(FX会社と金融機関の関係性によるリスク)

各FX業者や証券会社は、実際に外貨を購入し、顧客の為替取引を代行している訳ではありません。自社内の「為替売買を希望する」顧客と顧客をマッチングさせ、取引を成立させているのです(=取引手数料でビジネスを成立させている)。

しかし、自社内にて「為替の売り手と買い手」が見つからず、マッチングが出来なかった場合には、カバー先の金融機関を通じて為替を売買し、希望者との取引を成立させる必要があります。

このためFX会社とカバー先の金融機関の運営が適切で無ければ、私たちトレーダーは公平な取引ができなくなります。こうしたリスクのことを(投資の世界では)信用リスクと呼んでいます。

「信用リスク」の影響を受けないためには、安全かつ信用できるFX業者を選択すること です。

ファンダメンタルズ(地政学/カントリーリスク)によるリスク

ファンダメンタルズとは、地政学(戦争が起こる)やカントリーリスク(国が経済破綻する)を含む「政治・経済的リスク」を指します。

例えば「A国と日本円」の通貨ペアを保有していたとします。あるとき、A国で大きなテロが起こりました。するとA国の為替価格が暴落し、保有している資産が大きく目減りしてしまいました。

このような状況を『ファンダメンタルズ(または地政学)によるリスクで損失が出た』と言います。外貨を売買する上でファンダメンタルズは、切り離せない重大なリスクと言えます。

電子取引のリスク(サーバーダウン、サイバー犯罪など)

取引をしているサービスがサーバーのダウンを起こしたり、ハッキングなどのサイバー犯罪に巻き込まれた場合、安全な取引は成立しなくなります。

こうしたリスクのことを「電子取引のリスク」と呼んでいますが、電子取引のリスクはFXに限らず、ネット銀行や電子決済など、インターネット取引全般に共通する重大なリスクです。

誰にも予測不可能、10のリスクが起こるタイミング

これらの10大リスクは【いつ、どこで、どのように】起こるのかは、誰にも予測できません。次項で紹介する「リスク回避の方法」を知って、これから起こるリスクへと備えるようにしてください。

FXのリスクを回避する方法は3つ!

「FXのリスク」を回避する方法は、大きく分けて3つあります。

「FXのリスク」を回避する方法

  1. FXのリスクを知ってリスクを抑える方法を実践する
  2. FXで勝つには「上手に負ける」方法をマスターする
  3. 余裕金をベースに小額でトレードする

それぞれの方法について、上から順に解説しましょう。

FXのリスクを知って「リスクを抑える方法」を実践する

FXのリスクを回避するには、FXのリスクを知り「リスクを抑える方法」を実践していくことです。例えば、ファンダメンタルズによる影響(為替/金利/流動性のリスク)は、マーケットレポートやニュース、新聞などをこまめにチェックすることで、ある程度「リスクが起こる時期、タイミング」が予測できます。

スリッページのリスク、相対取引のリスク、信用取引のリスクについては、口コミ評価の高い「FX業者や証券会社」を選ぶことで、ある程度のリスクが回避できます。電子取引のリスクについては、ウイルス対策ソフトを導入したり、ログイン情報(IDやパスワード)を第三者から「推測されないもの」とし、厳重に保管することが重要です。

このほかにも「FX口座を複数開設」しておけば、資産を分散させ、電子取引のリスクを上手に回避し、安全にトレードが行えます。

FXで勝つには「上手に負ける」方法をマスターする

FXで勝つには「上手に負ける」方法をマスターすることです。投資に「100%勝てる方法」はありません。優れた投資家は皆、リスクを最小限に抑え『上手に負ける方法』を心得ています。

リスクを最小限に抑え、上手に負けることが「FXで勝つ一番の近道」とも言えるでしょう。勝率を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

余裕金をベースに小額でトレードする

FXでトレードをする時には必ず「余裕金」を使うようにしてください。生活費を使うと冷静にトレードできなくなるほか、万が一(為替の変動などで)大きな損失が出てしまっては、生活が破綻してしまいます…。

もちろん、レバレッジのかけ過ぎをストップし、少額トレードに徹していれば「ロスカット」などの安全な機能も働き、大きな損失を出すことはありません。しかし、生活費をつぎ込み(チャート分析なども行わず)ギャンブルのような投資をしてしまうと、FXで負けるリスクは大きくなります。

このためFXでは、必ず「余裕金をベース」に少額でトレードを行ってください。また、ロスカットが頻繁に起こってしまっては「損失の回数も増えて」しまいます。安全に取引するためには、証拠金を多めに預けておき、ロスカットレベルに達しないよう注意してください。

FXで必ず必要な知識&重要なキーワード

調べて知識を蓄える

本記事で出てきた用語の他にも「FXの重要用語」は、以下の記事に分かりやすくまとめています。(例:損切り/pips/リワード/証拠金/トレード手法など)

FXで分からなかった用語や単語があれば、ぜひ調べてみてください。

まとめ|FXのリスクは「FXの特徴を知る」ことで回避できる

最後に、本記事で紹介した「FXのリスクを回避する方法」について、内容をまとめておきます。

FXのリスクを回避する方法
☑ FXの基礎知識を身に付け「FXのリスク」を知れば、安全にトレードできる
☑ レバレッジのリスクは、適正な数値(1倍~2倍程度)に抑えることで回避できる
☑ ファンダメンタルズによるリスク(為替/金利/流動性リスク)は、ニュースやマーケットレポート、新聞等である程度回避できる
☑ 電子取引のリスクは、複数のFX口座を開設することで回避できる
☑ FXは「上手に負ける方法」を知る、少額でトレードすることが大切!

いかがでしたか? FXは「ルールに沿って」取引をすれば、安全かつ確実な投資の方法です。先ずは基礎的なルール(=FXの基礎知識)を知った上で、コツコツと「少額トレード」で利益を増やして行きましょう。


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